板橋後見センター
板橋後見センターの事業について、ご紹介します。
成年後見人は、認知症などで、福祉の手続や支払いなどが、自分自身で出来なくなった方のために、代わって手続を行う制度です。しかしながら、その必要性が分かっていても、最近の横領事件などを聞くと、個人の後見人に任せきりにすることに不安を持つ方も多いと思います。
当事務所が関係する「板橋後見センター」では、複数の担当者が身上監護を行い、預貯金の管理は複数人によるチェックを経るなど、個人による不正を防ぐ体制を取っています。また、個人の後見人と違い、様々な経験を持つNPOの運営メンバーが相談しながら、対応することも、大きな特徴となっています。
当事務所では、成年後見関係の業務は、当事務所が運営に関与する、「板橋後見センター」を通して、お引受けしております。
板橋後見センターの概要
成年後見制度の普及啓発を行う、「特定非営利活動法人後見支援東京」の内部組織で、後見人引受けを業務とする事務所です。現在、板橋後見センターと文京後見センターがあり、板橋は主に高齢者のための活動を、文京は主に障がい者のための活動を行っています。
運営メンバーは、東京大学政策ビジョン研究センター(平成27年度からは教育学部)が実施する、「市民後見人養成講座」の修了生です。
板橋後見センターの相談業務
既に認知症の方が身近にいる場合は ⇒ 法定後見制度のご相談を
将来認知症になった場合に備えるには ⇒ 任意後見制度のご相談を
認知症以外で外出困難になった場合に備えるには ⇒ 任意代理契約のご相談を
いざという時に頼れる身内がいない。
24時間のサービスが受けられる施設や高齢者住宅への入居を考えているけれど、保証人が見つからない。
福祉サービスの手続きが複雑で、十分理解出来ない。
そうした悩みにお応えします。
また、施設入所者やその家族等、5人以上のグループを対象にした。学習会も行っています。
お気軽にご相談ください。
終活を支える仕組み
任意後見契約
認知症や、病気で意識が無くなった場合に備えて、あらかじめ自分で後見人を選び、契約しておくことを言います。
代理権の範囲は自分で決められます。
将来判断能力が無くなった時に、初めて後見業務を開始します。
それまでは、特別な頼みごとをしない限り、数か月に一回の訪問(あんしんサービスで対応)以外の報酬は不要です。
家庭裁判所選任の、監督人が付くので、安心です。
任意代理契約
身体が不自由になって、自分で様々な手続きが出来なくなった時への備えです。
利用料金は、その都度、依頼の内容に応じた料金をいただきます。
一回 2千円~
施設入所時身元保証
任意代理契約と任意後見契約を、結んでいる方で、施設入所時の保証人が見つからない場合は、ご相談ください。
入所費用引き落とし用の通帳を、お預かりさせていただく場合があります。
あんしんサービス
板橋後見センターとの任意後見契約を予定されている方を対象としたサービスです。
定期訪問、福祉・医療サービスの手続支援、外出付添、日常の金銭管理、通院付添、入院付添等、ご希望のものを選択して契約いただけます。
手続きの支援や見守りを対象としており、生活のお世話や身体介護のようなヘルパー業務は対象外です。
なお、病院の付添関係は、その後の支援に密接に関わり、本人の要介護状況を把握するために必要なので、必ず契約に含めるよう、お願いしています。
その他
死後事務委任契約等も、ご相談ください。
内容を伺ったうえで、板橋後見センターにおつなぎします。